みなさんこんばんは。
高知民商副会長の玉ちゃんです。

先日、読んだ本の中に、興味深い実験がでてました。
3匹の犬である実験をしたそうです。

A犬には、ボタンを押すと電気ショックを止めることができる装置をつけ、電気ショックを与えました。B犬には、止める事ができない状態にして電気ショックを与え続けました。C犬には電気ショックは与えず、そのままの状態で平穏無事に生活させました。

次に、3匹の犬それぞれを、レバーを押すと扉が空いて逃げることができる柵に閉じこめました。
すると、A犬はすぐにレバーを押してなんなく脱出に成功しました。
C犬も時間こそかかりましたがレバーを押してなんとか脱出に成功。
そして残ったB犬は、逃げようともせずにそのまま柵内にとどまりつづけました。

この実験結果から導きだされた事は、ストレス…ここでは電気ショックの事ですが…ストレスを与え続けると無気力状態となり、新たなストレスもストレスと感じなくなって、そこから脱出しようともしなくなる、という事です。つまり「無気力は学習される」と、研究者は結論づけています。

もし、犬の世界で市長を選ぶとなると、みなさんはABCどの犬をお選びになりますか?私は迷うことなくA市長を選びます。私は今の日本に、高知の現状に、不満があります。そんな私が選ぶ市長は、現状をいかに打破しようかと常に考え続けている方でなくてはならないからです。

今回出馬表明されてます三人の方々を、犬にたとえるのは非常に失礼かとも思いますが、あえてたとえればその人となりがよく分かります。

まず、現職の松尾さんはどの犬にあてはまるでしょうか?
健保3割負担推進発言、住基ネット礼賛、市町村合併には積極的に取り組むし、その是非を問う住民投票すら拒否、等々、国の施策になんら疑問を感じず我々に押しつけてきます。私たちが疑問に感じ、はたまたストレスと感じる事でも、そうは感じていない方のようです。ストレスをストレスと感じなくなった犬。現状に不満があったとしても、脱出の方法を考えようともしなくなった犬。先ほどの実験した犬でいえば、B型犬のようです。

近森氏はどうでしょうか?
ご自分のリーフレットに「交通王の孫」などと書くくらいですから、金銭的には何不自由なく育った方なんでしょう。つまり、ストレスなく、平穏無事に育ったC型犬に近いのではないかと思います。今回の選挙戦にしたって「選挙に行ってシネコンを作ろう」などと、シネコン問題が一大争点のように言う方に、我々自営業者の苦しみが分かろうはずもありません。

一方、中根さんはどうでしょう?
早くから世の中の矛盾に気づき、気づいただけではなく、じゃあどうすればよりよき社会に変えられるのか。そういった事に心血を注ぎ、地道に今日まで取り組んでこられた方です。つまり、先ほどの犬でいえばA型犬ですね。

我々自営業者と苦しみを分かち合い、我々とともに高知市を変えられるのは、いつもニコニコ、高知の太陽のように明るい、彼女をおいて他にはいないと、私は思います。