もう
27年も昔のことだ
まだ若かったみのる一人を残して
ぼくたちは旅立った
以来
13期3年A組のようなクラスを
みのるは知らない
全ての学級委員は5分で決まり
いくつか発行された壁新聞は
やがてひとつにまとまって
みのる純情詩集「檄」へと形をかえた

よねだ じゃあなかったT平みのるさん
今日はあなたを慕って たくさんの教え子が集います
どうぞいっぱい話しかけてください‥‥みんなに
四半世紀以上の歳月の流れの中で
三島にかぶれた少年は
赤く 染め直されてしまったけれど
太陽には
私達を照らし続け 希望をあたえる任務が
まだ 残っているのです